FEEDBACK
ウィーン古典派(モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェン)のピアノソナタはオーケストレーションを考えて楽譜を理解する必要がある。楽器の音色がそれぞれ違うように、ピアノでも多彩な音色をイメージする必要がある。超絶技巧や激しい変化ではなく、繊細な音色やダイナミック、アーティキュレーションの変化、フレージング等で曲を面白く聞かせる工夫が常に必要である。また、「正しい」リズムを生み出すのもとても大切である
和声に基づいた理論的音楽解釈を考えることもウィーン古典派ならではの課題である
メロディーは9割がた右手の小指、薬指が奏でるソプラノラインに当たる。音楽のベースはハーモにーにあるけど、メロディラインが音楽の流れを作る。常に先頭を突っ走るよう奏でてほしい(特にロマン派やフランス、ロシア音楽などでは)
音色の変化をつけるにはまず指で打鍵の深さやスピードについて研究してほしい。その次に手首や腕の重さの掛け方も重要になってくるが、まずは打鍵(How to press the key)に意識を向けてほしい。このことはできれば状態の良いグランドピアノで試してみないといけない。電子ピアノでは無意味な作業である=鍵盤を下ろすスピードによって音量の変化が得られないから。
受講曲
BEETHOVEN Sonata op 27-2 2mov (簗田さん)
MOZART Sonata a-moll Kv310 (塚本さん)
DEBUSSY Clair de lune
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