ラフマニノフ:
本人の言葉、big line= big musician を忘れないよう。
具体的には数小節の間、クライマックスを1点に絞るということです。
大きくドンと構えて長い呼吸。
細かいことにとらわれ過ぎず、スケールの大きさを大切にしてほしい
音楽記号は記載されているところが出発点. 例えばcrescと書いてあればp, ritと書いてあれば
そこは元のスピード。書いてあることを瞬時に「守る」ことではないことを意識しましょう
どれくらいのスパン(なん小節)なのかを判断して、段階的になるよう「計画」する。
スクリャービン
ペダルを多用しましょう。演奏効果には欠かせません。技術的に楽になることもあれば、cresc効果もあるし、倍音がもっと聞こえることで、響きも豊かになるので
ショパン以上のルバートがほしい。大げさと思えるほどのテンポ変化も。
室内楽 ブラームス
ロマン派に不可欠なテンポルバートをもう少し取り入れて。「適量」がとても大事なブラームスですが, 曲がメトロノーム・尺から外れることを必要としています。
弦2本の対話がもっと必要。Doppelkonzertを聴いてみてください
他のどの作曲家の室内楽よりも、室内楽=poliphony です
どの声部も重要で、3つ同時に大事な時もあれば、どれかが引っ込む時もある。
室内楽 ゴーベール
3人の音量が合わさってのダイナミックなので、下に注意しましょう。不協和音は音楽のスパイスです。どういう効果を欲しくて使用されているかを感じましょう。そして味わいましょう。
あまり良い意味では使いませんがcacophonyとい言葉を例に出しました
室内楽共通;
ピアノがリズムのベースになっています。ソロの場合では「隠す」声部も室内楽でははっきりめに演奏することが大事です。
楽器の方はピアノのリズム音を聴いてください。ピアニストの右手であったり左手であったりします
ピアノも含め楽器が演奏しやすい、心地よいと感じるテンポ感、フレーズの持っていきかたが必ずあります、妥協せず追求しましょう。楽器によって異なることもあるでしょう。