*ブラームスのピアノ作品にも管弦楽のイメージを持ちましょう。
フレージング、音色を考える際オーケストラの楽器;例えば
チェロだったらどのような表現になるか、ホルンだったらどうか、など
*曲を仕上げていく段階で早送りで楽譜を研究してみるのも良い勉強になります;
全体を把握し、体力配分(フルエネルギー、少し休むところ)、どこからどこまでが一息で弾くべきか、重要な役割を持つ音とそうで無い音などの理解のために
*ポリフォニーは音楽の基本。技術的に最も困難且つ重要な要素で磨き続けなければいけません。(バッハが欠かせない理由の一つです)ポリフォニー奏法の練習として必ずオススメするのが片手パートを両手で奏でて耳=頭の中で声部を聞き分けること。聴こえてからしか弾けるようにはなりません。そして理想は強弱ではなく音色で声部を弾きわけられることです。
*同じポリフォニーと言ってもブラームスとショパンでは違います。Chopinの頭にはピアノしかなかった。打楽器であるピアノからどうbel cantoのような旋律を奏でることができるか。そのための奏法とは?エチュードを見れば1目瞭然ですが肝心なのが手首の柔軟性。左右、上下。自由自在に動かせる(けど必要以上には動かさない)手首の使い方をショパンの作品を演奏する際は意識しなければいけません。
*ショパンが許せなかったことは、レガートが上手く弾けないこと、、、レガートの意識として;手首を完全に脱力させ同じ指で黒鍵から白鍵に滑らせる。このつなぎ具合が理想的なレガート言えます(余計な力が抜けているのが前提ですが)あとは頻繁に(特に練習初めの段階)ペダルなしで練習すること。
*マズルカのアクセントは3拍目、あるいは2拍目に来ることが多い。ワルツのように必ず1拍目が重く=3拍目が軽いリズムとは違うし似てはいけない。左手の1拍目にアクセントがくることはマズルカの場合ほとんど無いと考えて良い。メロディーのフレージング、ニュアンス、ルバート=間の取り方が演奏の鍵を握るがこれは奏者の創造力、センスに委ねられる。音と音の間に空気を含ませてあげる(その量はお任せ) こんなイメージはどうだろう?