vol.31「ピアニスト脳」

どうして同じ曲を演奏していても、
違ったように聞こえるのでしょうか?
過去のメルマガでも角度を変えて
説明してきましたが、今回は
ピアニスト脳について書いてみます。

ピアニストは何を考えながら
演奏しているのか?
頭の中はどう働いているのか?

技術、暗譜のことだけではなく、
その他多くのことを考えながら
演奏をしています。

例えば、音楽イメージについて。

音楽の曲調、雰囲気などを思い描きながら
弾くのと、何も考えずに正しい音を
弾くだけでは、大きな差があります。

言うまでもありませんが、
後者は自動演奏と同じです。

魂、個性がないつまらない演奏です。

個人的には自動演奏の音は大嫌いで、
それだったら、録音のほうが良いのでは
といつも思います。

魂のこもってない演奏は味のない
料理と一緒です。

ではどうやって演奏に味をつけて
いくのでしょうか?
ピアニストの脳みそが活躍する出番です。

まずは想像力を働かせて
音楽のイメージをなるべく
具体的に描くこと。

例えばシューマンの謝肉祭の2曲目
「ピエロ」。
このピエロは何歳?
どんな芸を見せてるの?
何色の服を着ているのか?
どれくらいのお客さんが見ているのか?

など、いろいろイメージして、
頭の中で描いた像を音で表現する。

これがピアニストとして、やるべき仕事
だと信じています。

このイメージを正確に表現できるために
我々は練習を重ねます。
技術的な練習ももちろんですが
機械的な反復より、イメージ作りに
重点を置きながら音を探る。

これは安易ではないですが、
このプロセスがスムーズに行くと、
曲はみるみる上達していきますし、
「味」のある演奏になります。

皆様も良い「味」が好きですよね?

ぜひ、クラシックの聞き比べをしてみて、
味覚のように聴覚も磨きをかけていくと、
音楽をまた違った観点から楽しめると思います。

今後も応援ぜひよろしく
お願いします。

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