newsletter vol 7 “Brahms”

こんばんは!

いつもご愛読ありがとうございます。

今週のメルマガを何にしようかと、
過去の記録を見直していたのですが、
今だったら、また違った
もっと良い演奏ができただろうと
考えてしまう芸術家のジレンマが。
そもそも、100%納得がいくことは
稀でしょうが…。

今週の動画は、2014年12月の
オペラシティーのリサイタルより
『ブラームスのソナタ第1番、4楽章』

このソナタは、作品番号1。
最初にブラームスが出版した曲。

(実際に作曲されたのは
ソナタ2番の方が前ですが、
世に出版する最初の曲の重みを
考慮してこの順番にしたそうです)

18歳の時の作品です。
力強さ、希望、エネルギーに満ちた
とても前向きな曲になっています。

4楽章は、超絶技巧な難しさが。
一見そこまで派手に聞こえませんが、
重音+跳躍とかなり高度で
正確な技術が必要とされます。

私が大学2年の時に
初めて勉強した大好きな曲。
そもそもブラームスが大好きで、
相性が良いとも思っています。

相性が良いから
好きなのかもしれないけど。
でも相性とはどういうことか?

ピアニストによって、
得意、不得意があります。
どんな偉大なピアニストでもそうです。

例えばGlenn Gouldのバッハ、
モーツァルトの演奏は
素晴らしいが、
ショパン、ラヴェルなどは
あまり説得力を感じない。

逆にVladimir Horowitzの
ラフマニノフ、スクリャービンは
聴きながら思わず涙を流してしまうが、
ベートーヴェン、ブラームスの
演奏ではそこまで引き込まれない。

いろいろ考えた結果、
① どれだけ好きか
② どれだけ理解できるか
③ どれだけ極められるか
④ どれだけ共感できるか

で、相性が良いか悪いかを
判断できると思いました。

私はなぜブラームスと相性が良いか?
数多くの作曲家の伝記を読んできて、
ブラームスには深く共感できるところが
多かった気がします。

そして彼の室内楽曲、交響曲、
ヴァイオリン協奏曲などを聴くと
雄大な音楽に心が落ち着きます。

憧れるという点では、
ベートーヴェンの意志の強さ、
リストのハートの広さなどに
憧れますが、
無駄口をたたかない、飾り気のない、
優しく、誠実で真面目な性格の
ブラームスに、最も共感、
親しみを感じます。

完璧主義で、中途半端だったら
やらない方が良いと考えていた
ブラームス。
自分もこう生きたいなと、
時々思います。

本日はそんな私にとって想いが深い
ブラームスの演奏をお届けします!

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