匠Vol.11 幻想的ソナタ

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匠Vol.11 幻想的ソナタ

12月21日(土)に第11回 匠(Touch to the classic music)を開催しました。

テーマは「幻想的ソナタ」

 ソナタは「sonare」(鳴り響くという意味)のイタリ語を語源とし、16世紀に声楽曲を意味する「cantata」に対して「器楽曲」として使われはじめました。「ソナタ」は時代や、作曲家のチェレンジによって幻想的にその形を変えていきました。

 1685年イタリアで生まれたスカルラッティはバッハやヘンデルと同級生です。(ヘンデルとの対決のエピソード有り)チェンバロの名手であり、また偉大な作曲家の父を持つ「2世」でもありました。若い頃から宮廷に仕え、晩年はスペイン国王、王妃の音楽教師として活躍しました。当時の「ソナタ」は「器楽曲」との意味で一つ一つが短く、単一楽章ですが、555曲のソナタを作曲しました。ポルトガル国王から授与された「騎士爵位」の感謝の意で30曲(エチュードと書かれてる)を献呈、残りのほとんどはスペイン王妃のために書かれました。

 「ソナタ」が一番流行った「古典派(1700年代中頃〜1800年初期)」と呼ばれる時代は複数楽章を持つ「大きな器楽曲」という意味で書かれました。「新約聖書」とも言われる32(作品番号あり)の傑作を書いたベートーベンを取り上げました。 60回以上の引越、豆の数にこだわってコーヒーを飲んだというこだわり派なベートーベンは新しいことにチェレンジし画期的になし遂げるエポックメーカーでした。フリーランスの作曲家として成功し、ピアノの発達と共に変わってゆき性能や鍵盤数、ペダルを生かし常に新しいソナタを作り続けました。

  「ソナタ」が衰退していくロマン派以降(1850年〜)作曲家は「古典派の象徴」「古典派の作品を勉強した証」「作曲家へのリスペクト」などが作曲するきっかけであったようです。ショパンに影響されたとするスクリャービンはベートーべンも尊敬していたようで32のソナタを全て暗譜に挑んだというエピソードがあります(10曲で断念したらしいですが)また、スクリャービンは音を聴くと色が見える色聴、共感覚を持ち、神秘主義思想の人智学を好み、自分の世界を表すものの一つとして「神秘和音」という独自の和音を作ります。その和音に至る過程を思われる和音を多用した第4番をお聞きいただきました。

〜ベートーベン〜
*ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」(1801年作曲)

〜スカルラッティ〜
*ソナタ ロ短調 K.87 L.33/ニ短調 K.141 L.422 (1752年以降に作曲)

〜スクリャービン〜
*ピアノソナタ 4 嬰へ長調 Op.301903年作曲)

〜懇親会〜
*ワイン *カナッペ  *ポテトサラダ *クリスマスチキン *エンパナダ *シュトーレン

  

 

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2020-02-04T13:56:36+00:00 2020-02-04 |未分類|