newsletter vol.22・音楽と国民性

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newsletter vol.22・音楽と国民性

メルマガ動画は当分ショパンが多かったので、
今週はラヴェルの曲。
去年のオペラシティーリサイタルで演奏をした時の録音です。

この曲には表題がついていますが、ご存知でしょうか?

これを聞くとどんな光景を思い浮かべますか?

クラシック音楽は大雑把に、ドイツ系、
ロシア系、フランス系に分けられます。
それぞれに特徴があり、国民性が大きく影響しています。

フランス人は大声ではしゃぐというよりは
上品は口調で耳にささやく印象を持ちませんか?
それがまさしく音楽にも表れています。

フランス系音楽を代表する作曲家の一人であるモーリス・ラヴェル。
彼の音楽はとっても繊細で
透明感のある線の細い音楽です。

几帳面でデリケートでありながらょっと皮肉っぽい。

私はフランス語をマスターしていませんが
ラヴェルの曲を解釈するときはフランス語の
発音、ヴェルサイユ宮殿、フランスパンにワインと
チーズ、香水などを思い浮かべながら、曲の解釈に臨みます。

面白いですよ。

でたらめなことでもいいわけですから。

そのイメージ作りの手助けになるのが、作曲家の性質や
育った環境、国民の特徴を知ること。

この研究によって、自分の解釈の幅が広がってくるはずです。

韓国に行って、改めて「国民性」というのを感じました。

本日はフランスへの旅です。

ぜひ、この曲も聞き比べしてみてください。

Ravel “Ondine”

いつも愛読ありがとうございます。

shun-piano

 

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2016-09-11T10:44:46+09:00 2016-09-11 |Diary|