ピアニッシモを作る

ピアニストにとって一生の課題ともいえるのが綺麗な弱音が出せるかどうかであると思う。弱音とはただ弱い音ではいけない。良い演劇役者の内緒話は会場の最後列までちゃんと聞こえるように綺麗なピアニッシモとはただ弱い音ではなく緊張感のこもった音で無ければいけない。ピアノにおいて強弱は打鍵のスピードで決まる。打鍵が早ければ早いほど鋭いシャープな音が出る。そこに腕の重みなどを加えれば自然に大きな音が出る。 逆にゆーくりとまるで拇印を押すかのように打鍵すると綺麗なピアニッシモが作れる。 そのコントロールが難しい。 じっくり1音だけならまだしも、連続したパッセージ、和音などになると更に細心の注意が必要。でもそのピアニッシモを美しく響かせられることがピアニストの技量の見せ所だと思う。

ソロの曲ばかりでなく美しい弱音を持ってるピアニストはアンサンブルの時にも引き立つ。伴奏、支え約になるピアノパートは蔭で存在をアピールしなければならない。

今度6月には二期会WEEKの演奏会に出演する。 6/24 サントリーホールブルーローズ

綺麗な弱音、そしてオペラアリアを伴奏するに当たって不可欠なゴージャスな表現力に磨きをかけていきたい。

富永峻

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