曲目
1)ショパン／舟歌 リスト／巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」より「ゴンドラを漕ぐ女」
2)フォーレ・ ワルツカプリス第1番
トゥリーナ・「ヘネラリーフェ」
3)バッハ・平均律クラヴィーア曲集 第２巻より 第11番 ヘ長調
ラヴェル ボロディン風に
ドビュッシー 前奏曲集第二集より「霧」
4)バッハ・平均律クラヴィーア曲集 第２巻より 第８番 嬰ニ短調
5)シューベルト・ さすらい人幻想曲（全楽章）
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１）ペダルの工夫を練習の時にもっと試してみてほしい。そして、決めた指使いで弾くべきと同様、ペダルも
なんとなくではなく、計画通りが望ましい。感情的な要素はアドリブが好ましいのに。。。難しいですね。
舟歌のように重音レガートが多い曲はノーペダル練習も強くお勧めです。
リスト：この曲はくどいほどルバートがあってもよい気がする。薄味だとインパクトに欠けるから厚化粧で。
２）呼吸して。時々人工呼吸みたいですよ。マイペースで曲を練習することを心掛けて見れますか？ゆっくりと、ゆったり余裕をもって。自分のやりたいように、好きな時に。ピアノ演奏というものに律儀すぎるように感じるから。
スペインもの特有の3/8リズム。身体に入れて。足と手で。
３）Bach。全体的にもっと静かに。音、鍵盤を押さないよう気を付けて。フーガ、ノンレガートで練習。飛び跳ねるようなリズムで。ラヴェル：和声をポリフォニックに感じてほしい、そしてもっとチャーミングなワルツリズムで。ドビュッシー：とても良い、というか、ドビュッシーの楽譜をアプローチしている心境がどの作曲に対してもあったらよいなー。自由というか、主張があるというか。
４）Bachの強弱には抑揚のついたcresc, decrescはあまり相応しくない（私個人の意見）。当時の楽器を考えると
dynamicをagogikで補ったと思われる。楽器の進化と共にagogikはintonation、tempo rubatoというものに置き換えられてきたけど、古典バロックなどはagogikが表現の幅を作っていたことを忘れないで、現代ピアノでの演奏に臨んでほしい。」
５）器楽的、声楽的をよーく意識し、区別して音色の変化を出してほしい。和音の打鍵を上からでなく下から上、ということも忘れないよう。鍵盤に近いほど、移動する距離も短くなる、つまり、economy。