2/19 Feedback

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2/19 Feedback

室内楽で、個々の楽器が単体で聞こえてくることは避けたい。
リハーサルを重ね、相手の音を良く聴きながら自分の音とどう交わっていくかを
確認して欲しい。合わさったハーモニーはどうか?どこがメロディーなのか?
テンポ感はどうか?
リハーサルはリズム通りに弾くためではないし、合わせをしました、と安心をするためでもない。
リハーサルは作り上げる工程です。楽譜からどのような完成形を描きますか?それぞれの個性、感性が違うように曲に対する感情、感じ方は微妙に違うでしょう。お互いの意見を出し合いながら、自分のパートを熟知の上、相手の音楽にも穏やかに意見を言えるようなリハーサルを目指して欲しいです。
WhatがあってのHow toです。

各曲について今後の練習注意点:

Prokofiev ヴァイオリンソナタ第2番: プロコフィエフの音楽には「角」を見つけましょう。リズム、そしてハーモニー。
完全に調性内の音楽でありながら、無調性へ向かっているような和声も多い。
リズムは正確である以上に、強くシャープなリズム感が欲しい。頭のキレが鋭く、とっても皮肉が多かったと知られる性格。
機転が効いた音楽に仕上げて欲しい。

Beethoven トリオ変ロ長調:[f] ,[p] をただ大きい、小さいではなく、感情的にどういった表現なのかを考えて欲しい。休符にも音楽を作り出して欲しい。決然としたリズム感がベートーヴェンの意思の強い現れである。

Khachaturian trio :お互いの音をもっともっと聞き合う。そして相手に音楽を仕掛ける。音楽でせめぎ合うことを意識しながら演奏してください。自分のパートに一生懸命になりすぎです。5度の音程(民族っぽさ)を意識してください。メロディーがどの楽器が担当しているかを全員が把握する必要がある。曲中何度も変わる各旋律楽器の役割。

Chaminade concertino:息遣いを考えた伴奏。呼吸に沿った音楽の流れ(進む、溜めるなど)を考案する
楽器の音域を意識して、ピアノで「蓋」をしてしまわないよう。具体的に高い音を演奏している時はピアノも音量は出しても平気だが、フルートが低い音は弾いているときはピアノの音量は控えめに。

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2022-02-22T16:32:46+09:00 2022-02-22 |未分類|