練習の方向性

//練習の方向性

練習の方向性

近況報告ということで
練習の方向性について
書いてみました。

ムソルグスキーの展覧会の絵を
CDレコーディングのため、
練習しています。

この曲はもう何度もステージで
弾いたことがあるので、安心して
練習に取りかかっていますが、

以前弾いたことのある曲だからこそ
練習が難しい面もあります。

そうなのです。

演奏も練習もマンネリ化が一番怖く
繰り返し練習した曲となると

間違えやすい箇所、
暗譜が危ない箇所、
全て予測がつきます。

しかし要所だけを抑えて
練習するのでは不十分です。

もちろんリスクを少なくし
安定した結果を出せることは
常に必要ですが、それだけでは
感動を呼び起こしません。

ではどうしたら聴衆を惹きつける
ことができるのか?

常に考えています。

演奏に魅力と新鮮さ
を保ち続けること
そして喜び、楽しさを
感じること。

そのための練習をする!

ここが一番大切かな
と思います。

今回(展覧会の絵)では
具体的に下記のような練習を
試してみました;

1)      曲順をランダムに変えてみる
2)      メロディー(上声部)を抜かして弾いてみる
3)      全曲弱音で練習してみる
4)      一つ一つの曲に絵を見つけ
形容詞を楽譜に書き込んでみる。
5)      ムソルグスキーの歌曲、オペラを研究してみる

練習のヴァリエーションが多く、細かく、
具体的になればなるほど
曲の解釈が深くなっていきますね。

同じ曲もピアニストによって
違って聞こえるのは
練習のアプローチから違うから
かと思います。

でも音楽の魅力の一つは
色々な解釈が可能であることです。

富永峻の解釈を
楽しみにしていてください!

CDの出来上がりは
初夏を予定しています。

いつも応援ありがとうございます。

shun-piano

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2018-09-16T14:48:18+09:00 2018-04-21 |Diary|