newsletter vol.18「ショパン幻想曲・レッスン」

//newsletter vol.18「ショパン幻想曲・レッスン」

newsletter vol.18「ショパン幻想曲・レッスン」

こんばんは。
休日いかがお過ごしですか?
東京は相変わらず凄まじい暑さですね。

家のピアノも大変そうです。
なんだか最近鍵盤が重たく感じ
調律師さんに相談したら、やっぱり気候のせいでした。

湿気でアクションが鈍くなってくるみたいです。
そしてなんと、私が普段練習している楽器、YamahaのモデルS400Bは
他のヤマハのグランドピアノに比べて手作りの部分が多く、
特にデリケートで環境の変化に弱いとのこと。
冷房や除湿機でしのぐしかないです。

上質なものは手入れにもお金かかりますね。

***********************

今週の動画は演奏でなくレッスン風景です。
演奏のみならず、指導者としての1面をお見せします。

ただいま新規生徒募集中で体験レッスンも実地していますので、
興味がある方はホームページより連絡くださいね。
今回撮影に協力してくれたのは大蔵さん。
レッスン曲は今度8月27日に私も演奏するショパンの幻想曲!
今練習しているせいか、レッスンをしながら気がつくことがたくさん。
指導をすることで学べることは意外に多いですね!

ショパンの幻想曲で大きな課題となるのは曲の構成。
どこにクライマックスを持っていくか?
どう力の配分をするか?
大曲になればなるほど、抽象的な言い回しですが、
曲全体を一つとして捉える必要があります。

この曲の場合、3回同じメロディーが調性を変えて繰り返されます。
これを3つのブロックとして考え、互いの関係性を導き出し、
各エピソードに見合った音色、強弱、フレージングで
変化をつけながら演奏することで全体をまとめていきます。

大変そうに聞こえますが、このプロセスは非常に楽しく、
音楽的に進歩するための大事な過程です。

手助けになるのは当然楽譜!
どう演奏したらよいかの答えは全て譜面に書かれてあると言っても過言ではありません。
私のレッスンの注意も概ね楽譜の解釈についてです。

音符の裏を読む!っていう表現が好きです。

フレージング、指使い、効果的なペダルを工夫する
プラス
技術を磨く、手をメイクアップするための訓練を行う。

ピアニストの練習はこの繰り返しです。

そこを苦痛に感じさせないで効率よく練習プランを立ててくれるのが指導者の役目ですね。

私は今もう定期的にレッスンは受けていないですが、その代わり行き詰まった時には
自分の演奏を録音して聴いています。
下手だなーと思うことも少なくないですが、自分が演奏していることを忘れて
客観的に聴くと、ちょうどいい感じです。
自分で自分にレッスンしてます。
引き続き頑張ります。

いつも応援ありがとうございます。

Previous
Next
2016-08-28T18:53:28+09:00 2016-08-28 |Diary|